写真が上手く撮れればプロカメラマンになれるかといえば、決してそうではないと思います。いくら高い技術を持っていても、スタッフに横柄な態度をとったり、クライアントの要求にきちんと応えられないカメラマンであれば、干されてしまうこともあります。

また、デジタル化に応じてカメラの性能があがり、かつてはプロやハイ・アマチュアにしかできなかった露出決定やフラッシュ撮影が、カメラ愛好家でも比較的簡単に出来るようになっています。この傾向は新聞・出版業界でも顕著で、今まで全ての記事の写真をカメラマンに依頼していたけれど、簡単な取材や商品撮影なら、新聞記者や編集者で撮る場合も多くなり、プロカメラマンの仕事は縮小を余儀なくされているのです。

このような状況の中で、コンスタントに仕事が受注できるようなプロカメラマンは、どんな資質が必要なのか? 友人がスタジオで経験したことも交えて、お話しましょう。

まずカメラマンに必要なのは、コミュニケーション能力です。特に人物写真を目指す人には必須のスキル。というのも、人物専門のカメラマンは、取材対象やモデルの信頼を得ることが大切だからです。いい作品を作るには、撮影中の会話を通し、被写体の魅力や表情を的確に引き出さなくてはなりません。またコマーシャルフォトの撮影などは、スタッフとの円滑なコミュニケーションも必要不可欠。現場の雰囲気は、作品のクオリティに影響するので、気をつけたいところです。

またカメラマンは、意外と体力が必要な仕事です。早朝、深夜の撮影もありますし、勤務時間や休日はかなり不規則なことも多い。また近隣のみならず、国内外を飛び回るフットワークの良さも要求されますので、健康管理には注意する必要があります。友人などは結構いける口だったのですが、最近飲み会を控えているそう(そういえば、最近付き合いが悪くなったような)。

撮影や作品作りにかんしては、やはり芸術的センスがあるにこしたことはありません。そのためには、常にセンスを磨き、新しい表現を追求していく必要があります。実際、プロカメラマンは好奇心旺盛で、例えば話題の映画を見たり、気になる写真家の展覧会に足を運んだり、流行の音楽をチェックしたりなど、さまざまなものに色々なことに興味を持っている人が多いといえます。そういうことで培ってきた豊かな感性を、いかに自分の作品に生かしていけるか?が、プロカメラマンとして成功できるかできないかの分岐点になると言っても過言ではありません。

もちろん、カメラのデジタル化、機能アップなど、テクノロジーの進化に柔軟に対応し、撮影技術を高めていくことも大事なことです。写真はデータ納入が中心になっていますので、当然カメラマンが画像の加工なども行う必要性がでてきました。友人はパソコンが苦手で自前のマシンは持っていなかったのですが、先のことを考えて一念発起。パソコンを買って、自宅でも画像処理を勉強中です。これからカメラマンを目指す人は、撮影技術やセンスに加え、パソコンの知識や画像処理ソフトの技術習得にも力を入れておいたほうがいいと、僕にもさんざん言っています。



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カメラマンの基礎知識
カメラマンとは何?
活躍のフィールドその1:報道関連
活躍のフィールドその2:広告関連
活躍のフィールドその3:その他
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プロに必要な資質とは?
独立は最終目標
まだまだあるプロへの道
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別職種からカメラマンに

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