新聞や雑誌のニュース記事を中心に、私たちが一番目にする写真を撮影しているのが、報道カメラマンといっても過言ではありません。彼らが活躍する場は実に広く、対象となるテーマやシチュエーションも、ニュース関連(政治経済・社会ほか)はもちろんのこと、事件現場・スポーツ・戦争など多岐にわたります。
基本的な活動は、一般に言う「カメラマン」と同じように見えますが、彼らと報道カメラマンとの決定的な違いは、即時性に加え、臨場感あふれる写真が求められるということです。今、目の前で起きていることを、いかに正確に、わかりやすく伝えられるかという点で、力量が問われることになります。さらに、いつ起こるかわからない、決定的瞬間を捉えなければならないため、高い写真技術も求められます。
また、報道カメラマンの仕事はあくまで現場が主体です。新聞社の場合、記者と共に現場に赴くことも多く、取材対象を追いかけて撮影することになります。そのためには、戦場や危険な場所にも足を運ばなくてはならず、時には命がけの仕事になることも少なくありません。「崩れ落ちる兵士」の写真で知られるロバート・キャパ、ピュリッツァー賞を獲得した沢田教一は、多くの報道写真で世界中に戦場の様子を伝えましたが、どちらも取材中に地雷・凶弾に倒れ、帰らぬ人となりました。
このサイトを作っているときにも、ちょうど日本人ビデオカメラマンの方が、取材中に命を落とされましたが、本当に大変な仕事だと思います。学生時代、ロバート・キャパに憧れた時期もありましたが、こういう事件が起こると、やっぱり僕には「命がけの撮影」というのは無理だと痛感させられますね……。
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